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アメリカが建国されるまでの流れ

~アメリカ独立戦争~

読了時間

​15分

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この事で分かること

アメリカと

​イギリスの関係

現代アメリカ

の​基盤

戦争から

建国までの流れ

ボストンティー

パーティー事件

【prologue】 「今」は世界一の大国、では「昔」は?
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 【prologue】

「今」は世界一の大国

 では「」は?

 

 

FaceBookやAppleAlphabet、Amazon、Microsoftなど

テック5大企業が拠点を置く国であるアメリカは

今や企業競争力、軍事力が強い大国として知れ渡るようになりました。

 

 

しかし、その歴史は浅く

 

元はイギリスやオランダの植民地でした。

ここではイギリスから独立し

 

アメリカ合衆国を建国するまでに至った経緯を

簡単に記事にまとめました!

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イギリスが世界の中心だった
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イギリスが

 世界の心だった

 

 

現代における大国であるアメリカに代わって

圧倒的な軍事力と経済力でイギリスが世界のトップとして君臨していました。

今でこそ、米ドルが基軸通貨として流通していますが

 

イギリスの通貨でもあるポンドは19世紀半ばから20世紀初めまで

 

 

ドルに代わる世界で最初の基軸通貨として流通していました。

まだ見ぬ新天地に求めたもの
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まだ見ぬ新天地に

 求めたもの

 

 

はじめはスペイン、フランス、スウェーデン、そしてオランダなど

欧州各国が競うようにアメリカへ進出し

イギリスは国内の紛争解決を優先した結果

遅れてアメリカの植民地化に乗り出します。

そんなイギリスは 17世紀初めごろ

交易の設立

本国の人口過剰の解消

宗教の自由

こういった解決を求めてアメリカの植民地化に取り掛かりました。

次第に北アメリカ東部には13の植民地が地図に形成されていきます。

発展と遺恨
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 発展と

 

 

植民地アメリカでは、造船、漁業、製造業、製鉄、タバコ、藍、米など

様々な産業が発展しました。

現代アメリカの農業の基盤である大農場は

 

この頃に確立されたであろうことが伺えます。

この頃にはアメリカでは黒人の奴隷化も確立され

特に労働力が必要であるタバコの栽培には

 

黒人の奴隷が多く投入されていました。

奴隷として扱われた黒人は

 

当時の植民地でもあるインドから連れてこられています。

 

 

このことからも

白人は元イギリス人(あるいは独立後の移民)

黒人はインドから連れてこられた人

 

という近代から現代における白人の方が偉い、という

人種差別の現況にも繋がっています。

イギリスからの移民も増加し、アメリカは植民地域として発展していきます。

しかしある時、事件が起こりました。

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戦争のきっかけはお茶
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 争のきっかけはお茶

 

 

18世紀後半、イギリスは財政窮乏の末

アメリカ植民地に対する関税、直接税を強化しました。

これを受け、植民地の住民はイギリス製品をボイコットします。

イギリスはその報復としてお茶への課税を始めます。

植民地ではお茶の消費量が激減、イギリス製品のボイコットによって

本国イギリスではお茶をはじめとする大量の在庫を抱えることになります。

今度は在庫のお茶を無課税で植民地に押し付けるために

お茶の在庫を積み込んだ船を植民地である

 

アメリカのボストン港へ向かいます。

この滅茶苦茶な税政策に住民の一団は怒りを露わにし

船のお茶をすべて海へ捨てるという反発が起きます。

その後もイギリスの弾圧と植民地の反発はエスカレートし

1775年、イギリスの植民地支配という圧政から逃れるため

アメリカ独立戦争は開戦しました。

​この一連の流れをボストンティーパーティー事件と呼ばれます。

植民地に対する増税
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イギリス製品へのボイコット
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イギリスから植民地に嫌がらせ
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独立戦争【開戦】
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団結するアメリカ
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 結するアメリカ

 

 

はじめは植民地の中でもアメリカの独立に賛成と反対で意見が分かれました。

イギリスへの忠誠心を持つ王党派(ロイヤリスト)は独立反対

植民地の独立を謳う革命派(パトリオット)は独立賛成

アメリカ植民地の人たちはすべてにおいて平等な権利を持つべきであると考え

そのためにはイギリスによる圧政から逃れ

新しい政府を造るべきだ、ということを

理念に掲げることで全員が同じ方向を向くことができました。

 

 

そしてアメリカは独立宣言をし、イギリスとの戦争が始まります。

政治的な観点から勝ったアメリカ
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政治的な観点から

 ったアメリカ

 

 

軍事力、経済力的にアメリカがイギリスに勝てないことは

 

誰の目にも明らかでした。

そこで、ロシアを中心として、フランス、オランダ、スペインなど

武装中立同盟をアメリカは成立させます。

 

 

これにより国際的に有利に展開したアメリカが勝利しました。

 

地理的にもアメリカが有利でしたが、詳細は割愛します)

 

 

奴隷として働かされていた黒人やインディアン

彼ら彼女らの人権が無視されている問題は残りますが

戦争に勝利したことでアメリカ合衆国は大きな一歩を踏み出したのです。

戦争から建国までの流れを 年単位でまとめると
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戦争から建国までの流れを

​ 年単位でとめると

 

 

1776年にはアメリカ独立宣言

1781年には戦争が終戦、アメリカ連合規約において国号が合衆国として発行

1783年には講和条約であるパリ条約によってアメリカは独立を認められる

1787年には司法、立法、行政からなる三権分立制のシステムを築く

1788年にはアメリカ合衆国憲法が施行

ちなみに、三権分立制はフランスの啓蒙思想家であるモンテスキューが

1748年に唱える「法の精神」を基にされています。​

アメリカが出来上がるまでまとめ
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アメリカが出来上がるまで

とめ

 

 

イギリスや欧州各国はアメリカを植民地化する

アメリカはイギリスのやり方が気に食わず反発する

アメリカ独立戦争勃発

多諸国からの協力を得てアメリカは国として独立

【epilogue】 アメリカが世界一の大国になるまで
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【epilogue】

アメリカが界一の

 大国になるまで

 

 

その後、20世紀まで政治・金融において

紆余曲折の政策を打ち出しては現在に至るシステムを築いてきました。

金本位制から変動相場制への移行

 

CIA中央情報局やFBI連邦捜査局などの設立

共和党と民主党の登場、自動車、エネルギー、通信産業などの技術・景気向上

 

挙げればキリの無い改革がその後200年近く続きます。

いずれもアメリカの精神である

「自由への愛、自由企業の精神、自由な束縛されない機会」

これらの主義・主張を裏付けられることで今世紀へと育てられ

そして次世代へと繋げられる

 

アメリカンスピリットの一部分であると言えるでしょう。​

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​ローマは一日にして成らず

​ローマは一日にして成らず

 

 

今回、ドルの歴史を調べるうえでアメリカが建国と同時に

 

ドルを発行したことを知りました。

 

今度は建国までの歴史を知りたいと考え

記事にまとめさせていただきました。​

その国の歴史を知ることは

その国の人や企業の特徴が良く分かります。

投資にしろ、ビジネスにしろ

その国の歴史を知ることは自分の視野を広げる材料になりえるでしょう。

​栗太郎は今日も勉強します。

~~~~~~~

【参考】

今津晃・著-アメリカ独立の光と翳

学研教育出版-世界史の要点整理改訂版ハンドブック

ケネス・J.ヘイガン-アメリカと戦争

長澤和俊・監修-学研まんが世界の歴史11アメリカ独立・南北戦争とリンカーン大統領

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