5月病を4月のうちに予防する
3つの予防知識が
正常な思考ルーチンを生み出す
読了時間
10分
この記事で分かること
五月病と
ストレスの関係
会話が五月病を
予防する
ストレスが
パワーになる
不安の少ない人
が取り組むこと
【prologue】
五月病は
どんな人でも罹る
新年度を迎え、進学や就職のような大きな節目を迎える人
期待に胸を膨らませて歩き始める反面
気の置ける仲間と出会えるのだろうか
勉強や仕事は上手くできるだろうか
目標や趣味は充実できるだろうか
不安を抱える人もいることかと思います。
不安を抱えていなかったとしても
1ヵ月が経過する頃には
思っていた環境と違う
気づいたら一人だった
なんとなく日々が過ぎていく
ネガティブなことに気づいてしまうと
途端に物事が順調に進まなくなる「気がしてしまいます」
ここでは4月のうちに取り組むことで
「五月病を予防するための」思考ルーチンを育てる
3つの予防知識を簡単にまとめました。
首を上に傾げて天井を毎日10秒間見続ける人は
そうでない人と比べて
鬱のような精神的な病に罹りにくい傾向が強いです。
五月病とは
五月病は正式な病名ではありません。
5月に罹る、鬱や不眠症のような精神疾患
適応障害や注意欠如など
様々な精神的な不具合をまとめて五月病と呼びます。
原因はストレス
五月病は主にストレスが原因で引き起こされます。
人は空間把握能力の長けた生物です。
情報過多はストレスに繋がります。
それこそ、部屋の灯りの色が変わるだけでストレスは発生します。
進学や就職のような環境の変化ほど
ストレスの貯まりやすい条件はないでしょう。
ストレスは爆発する
4月に貯め始め、5月に貯まりきったストレスが爆発します。
ではどんな形で爆発するのでしょうか?
人に八つ当たり
暴飲暴食
しかし、外に向けて爆発できなかった場合
爆発できずに鬱や精神的な病気を発症します
では、どんな人が発散できずに
ストレスを貯めこんでしまうのでしょうか?
1.「真面目=責任感」は勘違い
鬱、というと
なんだか打たれ弱そうな人のイメージですが
実際は活発的で人当たりの良さそうな人でも
鬱を発症します。
こんな人がストレスを貯めこむ
几帳面で真面目
ここで勘違いしがちなのは
責任感の強い人が鬱になる、という
間違った先入観です。
あなたはきっと
真面目なのでしょう
だから「責任感を持て」と言われれば
責任感を強く持ってしまうのです。
ですが
新人が取らなければならない責任なんて存在しません。
学生なら、なおさらです。
あなたが取れる責任など無い、ということを自覚してください
もしも
「誰が責任を取ると思っているんだ」と
高圧的なことを上の立場の人に言われたなら
それは、いわゆる責任転嫁というものです。
あなたに責任の矛先が向かう道理がありません。
あなたは程度の良い囮にされているのです。
あなたは責任転嫁から逃れる術を身に付けていますか?
五月病を予防するにはストレスを貯めない・適度に発散することが予防策になります。
2.鬱は「罹る」ものではなく
「利用」するもの
たとえば、鬱を発症すると
会社や学校のような組織を相手に民事訴訟を起こすことができる
ということをご存知でしょうか?
もちろん鬱にならないことが最も重要です。
しかし、考え方次第では上司や教師を脅す武器を
あなたは常に持ち続けている、ということを忘れてはなりません。
ストレスを利用する
イライラしてしまい
親しい人に当たってしまう、という経験はありませんか?
ストレスは怒りを引き出します。
「怒り」という感情には行動力や問題解決力を高める効果があります。
親しい人に当たることで
問題解決の糸口を探ろうとする心理が働いているのです。
この特性を仲間と共有することができれば
「なるほど、問題に直面しているんだな」
と理解を求めることもできるでしょう。
グループワークに取り組む際
もしも自己紹介をする機会があれば
「自分の短所はイライラしやすいところです。
でも、それは自分に対して問題が発生しているサインです」
と伝えてみてはいかがでしょうか?
コミュニケーションの第一段階は自分のことを知ってもらうことです。
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いかがでしょうか?
3.オタクに「なりきれ」
コミュニケーションで言えば
自分の専門分野は話しの題材としては最適ですね。
会社や学校のような閉鎖的空間では
自分と同じような境遇の人や同じ趣味を持つ人は
きっとあなたと良い関係になってくれるはずです。
自分のハマっている分野を熱く語り共感を得ることができたなら
「この人は一緒にいて楽しいな」
「とても有益な人だな」
と思ってくれるはずです。
同時に、相手の話しを聞くことも忘れてはなりません。
話しの聞き方
相手の話しの中で出てきた単語を復唱することで
「この人はちゃんと私の話しを聞いてくれているんだな」
と相手に思わせることができます。
たとえば
「そっかー、〇〇〇なのかー」
「〇〇〇ってXXXだよね」
と相手が話しの中で出した単語をこちらも使うのです。
また、「さすが」「すごい」など
相手を褒める言葉の選び方にも意識してみてください。
ご機嫌取りの「サ行」
「さとう」や「塩」など
「調味料のさしすせそ」のように知っておくと
会話を盛り上げる調味料として役立ちます。
さすが
知らなかった
すごい
自分には絶対できない(真似できない)
そうなんだ
【epilogue】
重要なのは楽しいと「思える」か
Twitterでこんなアンケートを取らせていただきました。
環境にも寄るのでしょうが
思いのほかワクワクする人が多数でした。
アンケートでワクワクする、とお答えいただいた人たち
ツイートやプロフィールを拝見させていただくと
趣味や仕事が充実している、という傾向が強かったです。
新しいことに挑戦してみる
もちろん、今まで続けてきたことを継続することは大事です。
スポーツ(運動)
ミュージック(音楽)
ハンドメイド(手芸)
ライティング(本)
デザイン(絵画)
上記で挙げた5つは
どんな分野でも万能に役立てることができます。
いわゆる、実用性というものでしょうか。
きっとあなたの継続している分野に役立つ趣味があります。
趣味に実用性を求めるのは間違いだ、という方もいるでしょうが
何か新しいことを始める時
人は始めたくない理由を探します。
ようするに理由を付けたがるのです。
そこを実用性、有益性というベールで隠すことで
「やってみて損はないな」
と小さなヤル気を芽生えさせます。
これを機に、新年度の目標を立ててみるのは
いかがでしょうか?
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【参考】
山崎昌廣、坂本和義 著-人間の許容限界辞典
藤野真、寺崎里水、植上一希 著-大学生になるってどういうこと?
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